「人は見た目が100%ってヒドくない?」と思ったけど

「人は見た目が9割」だとか「人は見た目が100%」だとか

好きなコト言ってくれるじゃないか、とこのテの題名の本に

ちょっとイライラしていた私。

「そんなこと言ってたら、外見至上主義者が溢れかえって

”若さが命”とか”中身はどうでもいい”とかいう層が増えて

ロクでもない世界になるじゃない!」と叫びそうだったけど、

読みもせずにそういうコトを言ってるほうが愚かだったのです。すみません。

「人は見た目が9割」という本はどうやら、相手のことを

”視覚情報の印象に大部分頼ってる”みたいなことを言いたい本らしいです。

そうか、「外見至上主義のススメ」みたいなのじゃないのか・・・(笑)。

【「人は見た目が100パーセント」という漫画】

美女3人が並んでいるピンクの表紙。このマンガ、

前から題名だけネットでチラチラとお見掛けしてたんだけど

たまたま立ち読みができるところがあって、読んでみたんです。

・・・ハマる!!!女性として分かりすぎるくらい分かる!!!

最初は、「さいきん女性としてのモチベがダダ下がりだから、

こういう啓発マンガを読んで向上心をフンパツさせよう」

完全興味本位だったんですが、内容が想像のナナメ上だったんですよね。

【登場女子たち、全員イマイチなダメ女だった】

最初から「美はオンナの嗜み!」みたいなノリの美容本だと

なんだかお腹いっぱいになってしまうさいきんの私。

(かつてはこんなんじゃなかったのに)

この3人の登場人物は、けっして若くはない世代の女子(?)。

オシャレが時代錯誤になってきて、どうしたらいいか分からない系です。

目ヂカラ女子(つけま2枚)を前にちょっとオドオドしちゃったりとか、

帽子=お洒落上級者だから被れないとか、

柄パン=オバチャン化するから怖くて手出しできないとか、

もうめっちゃ分かる!分かるよーーー!

ていいたくなるほど身近なんですよ。ほんとはキラキラしてたいんです。

だけど腐っていく一方。分かりすぎます。

「デモデモダッテ」と言っているうちに枯れていく女子・・・。

見た目をセルフプロデュースするのって、ほんと難しい。

年齢を重ねたら重ねたで似合わないモノが増え、体型も変わってくるし。

流行を追いすぎるのも追わなすぎるのもどっちもダサイし。

この3人の女性はいわゆる”リケ女”で、ふだんオシャレに無頓着なので

理系研究の仕事を終えてから、オシャレの研究に精を出す、というオハナシ。

最初は柄パンを試して「おばあちゃんじゃん!」とかダメ出しし合うんだけど

だんだんコツをつかんで、イマドキ女子に数ミリずつ近づくのです。

地道な女の裏街道を歩む漫画。

私もけっしてオシャレ女子とは言えず、自分の服やメイクに自信がない。なので、

正解のないファッションの世界を這いずりながら進んでいく3人に共感しまくりです。


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