出典 https://ja.wikipedia.org
【朱鷺色(ときいろ)とは?日本人だけどよく知らない】
そもそも、トキという鳥のことをよく知らない私。日本人失格ですね。
まずトキをWikipediaで調べると、【朱鷺、鴇、Nipponia nippon】と表記されています。
前二つの漢字表記はいいとして、「Nipponia nippon」が気になりますね。
「Nipponia nippon」はそのまま「ニッポニア ニッポン」と読み、トキの学名だそう(!)。
ものすごくニッポンアピールな学名、ちょっと笑ってしまったんですが、
それだけ日本らしい鳥ってことなんでしょうね^^
トキの分類としては、「ペリカン目-トキ科-トキ亜科-トキ属-トキ」とあります。
この「目」とか「科」とかの分類って専門的でよく分からないんですが、
どうやらトキって”コウノトリの仲間”らしいんですね。初めて知りました。
でも、「どこがピンク色なの?」とフシギですよね。実は、
出典 https://ja.wikipedia.org
翼の裏側がこのように”朱鷺色(ときいろ)”になっているそうなんです。
羽根を広げないとこの色は見られないんですね。まるで着物の裏地のように隠れている。
なんだか日本的で奥ゆかしいイメージの色ですね。
【トキ色の解釈とは?私の中ではオレンジがかったピンクのイメージ】
トキ色とは、日本特有の色の名前です。「うすももいろ」と解釈されています。
我が家に残っていた古い着物の裏打ちが、ちょうどトキ色でした。
すごくあいまいなカラーで、味わい深い色ですね。
ピンクのような、肌色のような、淡いオレンジのような、なんとも形容しがたい色。
こういう日本的な楚々とした色味って、着物にほんとうによく似合う。
そして、日本人の肌色にもなじむピンクだと感じます。ちょっとコーラルピンク寄り。
(※コーラルピンクは”サンゴ色”なので、もう少し赤みが強いかも?)
ちなみに、トキ色のWEB上でのカラーコードは「#F3A696」で、
世界基準でこの色になっています。
このとおり、着物の表の色(浅緑、ウグイス、だいだい、山吹)など、
どんな色にでもマッチしてますね。
女性らしく柔らかで、日本の自然界にもともと存在するナチュラルなピンク色。
また、この色は、身に着ける女性の年齢を選びません。
着物といわず、洋装にも取り入れやすいカラーで、落ち着きもありながら華やかです。
とても上品なカラーなので、日頃ピンクカラーをなんとなく敬遠されている方は、
年齢に関係なく、このトキ色をお召しになってはいかがでしょうか。
このピンク色であれば、若い方から年配の方まで、気遅れすることなく身に着けられますね。
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