ピンクのシャツの似合う会社のイケメン男性。でも私服は・・・buil会社で、1日だけ全員仕事服をやめて、私服で出社する、という「フリースタイルデー」を取り入れたことがあった。

「今週末の金曜日、各自好きな服を着てこいよー。ほんまに好きな服でええぞー。ボロイのでもええぞー」

なんの前置きもなく、上司が叫んだ。社内はザワついた。

 

女性陣は、普段からかっちり系の私服なので、「Aちゃん先輩はこんな服着てきそうじゃない?」とか「Bちゃんは甘系の服着てきそう☆」とかキャッキャウフフな会話を繰り広げていたが、

気になるのはスーツの男性陣の私服だった。

【スーツさえ着てれば安泰な男性社員たち】

スーツといえば、男の戦闘服。一般的に3割増にオトコマエになれるというスーツは男性社員にとって、肩は凝るけどサマになるお宝アイテムだ。

でも、次の金曜日だけは、その戦闘服を脱いで己のセンスを1日中、社内でさらけ出すことになる。むしろ女性陣よりも男性陣のほうが、内心焦ったに違いない。

【女性社員のウワサの的が約1名。ピンクシャツの似合う男だ】

前日の木曜日は、「明日○○さんって、どんな服だと思う?」という女性のヒソヒソ声があちこちで漏れ聞こえていた。

中でも、イケメン男性社員Cさん(ミッチーを柔らかくしたような王子顔)の私服はかなり女性陣の妄想の的となった。

 

イケメンで色白の彼は、よくスーツの下のシャツに淡いピンクカラーを合わせてきて、しかもすごくそれが似合っていたので、普段からそのセンスの良さは、社内でもちょっとした話題になっていた。

しかも、私の同期の女の子がその男性社員を気に入っていて、帰り道には「明日、ドキドキする~☆Cさん、どんな服かなぁ」とトキメキを隠せない様子だった。

【そして問題の金曜日がやってきた】

金曜日の朝。年配の男性社員の多くが、「ポロシャツをスラックスにIN」みたいなスタイルで、予想を裏切らない感じだった。

問題はピンクシャツのイケメン社員Cさんだ。いつも出社の早いイケメン社員Cさんを、それとなーくチェックしてみると、

 

なんと、総英字柄のロング黒Tシャツ。お母さんに選んでもらったような服装だったのだ。

 

Cさんに想いを寄せている同僚の女の子は、昼休みのとき、ちょっと青ざめていた。

「なんかショック・・・普段からピンクシャツとか着こなしてるし、けっこう私服もオシャレかと思ってたのにー!」

同僚の女の子はとってもハイセンスなオシャレさんだったので、とりわけショックだったようだ。Cさんに恋していない私でさえ、ちょっぴりショックだったくらいだし。

こんなピンクのYシャツをさりげなくスーツに合わせる事ができる男性は、注目度1ランクアップ間違い無し

【男性が着るピンクシャツは難易度★★★アイテム】

男性のピンクシャツは、難易度が高いと言われている。キャラや外見も含め、色の組み合わせなどもかなり計算しないといけないので、ハイセンスでないと、なかなかトライできないアイテムなのだ。

なのに、私服が残念だったCさん。やはり制服と私服って、ベツモノなのかもしれない。

 

とかイロイロ考えてたら、「おつかれっすー」と後ろから50代・ポチャカワ男性Dさん(愛され系)がのっそり外回りから帰社してきた。

なんと、ピンクのポロシャツを着こなしていたのだ。しかも、すっごく似合ってて、かわいいのだ。ちゃんとオシャレなのだ。

ジーンズもこなれた感じで、いい色落ち具合。着丈なども完璧だった。女性陣がどよめいた。ここでDさんがいきなり予想外のクローズアップ。

同僚の女の子は、「むしろ、今日はDさんに惚れかけたわ」と言っていた。Dさんはお笑い系で非モテを自称していたが、社内でその後、とある女性から猛アピールされ、社内結婚に至ったのでした。

 

男性のピンクシャツって「かわいい」「オシャレ」と女性に人気だけど、私の場合、こんなカタチでピンクシャツの男性を2人も同時に観察することになるとはユメにも思わなかったです。

男性のピンクシャツって、どうやら波乱を呼ぶ運命にあるらしい。

こんなポロシャツ↓あなたなら着こなせますか?


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