ピンクの雪の正体!可愛い景色がじつはキケンだった!? | PINK LINK
【ピンクの雪が降るなんて可愛くてワクワク!と思ったら・・・】
海外ニュースで「ピンクの雪が積もった」というメルヘンなハナシを耳にした私。
「ピンクの雪・・・!?」とちょっとワクワクしてしまいました。
これ、雪に住んでる生物の仕業だそうで、いったいどんな生き物なのか
ちょっと思いをはせたりしてしまいました。
こんな感じ???
「こんなのが白い雪をピンクに染めてたらかわいいなぁ」とか(脳内メルヘン)。
私の想像では、小さいかわいいピンクの生命体がわさわさわいてきて
白い雪をペイントしちゃってるイメージでした。でもその正体は、
藻でした。ピンクというより赤い藻類。
ちょっと予想とは違ったけど、生物大好きな私はやはりワクワクです。
「宝石みたいでキレイ☆」とか思ってしまいました。藻には見えない!
でもこのピンクの雪というカワイイ現象を引き起こす赤い藻類、
あまり自然界的にはよろしくない現象ってことが判明。
にしても、冷たい雪の中にも藻って生存できるんだなぁ。これ、ヨーロッパ地方のお話です。
【雪を住処にする赤い藻、なんと温暖化を加速させていた!】
この赤い藻(名前はとくになし)、なんと雪や氷河を13%も減らすそうです(!)。
雪を住処にするこの赤い藻、雪解けを早める特性(=アルベド効果)を持つのだそうで、
温暖化研究の科学者たちを恐れさせているそうです。
赤い藻は、水の多いところで繁殖しますが、雪解け水の時期にとくに繁殖し、
さらに雪解け水を増やすらしいんですね。
で、さらに雪や氷が解ける悪循環を生み出すとのこと。
この研究は途中のようなので、まだ対策などはとられていません。
「ただの珍しいカワイイ景色」と喜んでばかりもいられないんですね。
この赤い藻類、冬の間は雪の中で冬眠し、雪解け期になると一斉に姿を現すので
ピンクの雪に見えるのだそうですが・・・。
”小さな生命体による大きな脅威”。でもこれを排除すれば、またどこかで生態系が崩れる。
難しいですね><生き物の共存って。
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