【イソジン新聞広告】ピンクのカバ訴訟の行方~明治vsシオノギ | PINK LINK
【ただいまの後は~♪でおなじみのカバくんが・・・】
我が家にも常備してあるイソジンうがい薬。
長年明治さんから出ていて親しみ深かったカバさんですが、このキャラクターについて
なにやらモメている、というニュースを目にするようになりました。
私、最初はてっきり「製造メーカーが明治⇒シオノギ&ムンディファーマ(米国)に移るんだ」と
勘違いしてました。でも、そうじゃなかった。
これからは、「イソジン」というブランドのうがい薬を、
①明治
②シオノギとムンディファーマ
の2社(ムンディ入れて3社)でそれぞれに販売する、ってコトだったんですね!(合ってる?)
もともとイソジン販売の承認は明治さんが取得していて、
そのあと、ムンディさんと明治さんとで商標ライセンス契約をしていた。
ところが、2015年12月に、シオノギさんとムンディさんが
「イソジン」ブランドの独占的な販売提携契約をかわした。
そして2016年4月1日からは、
★明治さんからは「明治うがい薬」
★シオノギヘルスケアさんからは「イソジン」
で販売開始されることになった。
でも、今回の訴訟はそこが問題ではなく、
ムンディさんが使用希望する、
このナゾのカバさんイラストが問題らしい、ということです。
たしかにカバさんちっく!だけど手書き感がプラスされている・・・?
カバなのかどうかもよく分からないんですが、明治のカバくんに類似していますよね。
【明治サイドは、”カバに似たキャラ使用を禁じた”のに・・・】
明治さん側の主張はこうです。
「『カバくん』に類似したキャラクターを使用した商品の製造販売を行わないで」と。
昭和60年からずっと親しまれてきたカバくんのイラストは
「ウチ(明治)のものだよ」みたいな感じでしょうか。そりゃそうですよね。
イソジンの中身はイソジンのままだけど、
皆が皆、パッケージをじっくり眺めて買う人ばかりじゃないんですね。
私も、イソジンを店頭で買うときは、パッと見でなんとなく
見覚えのあるパッケージデザインを選んじゃうと思うんです。
その証拠に、下の2つの写真をご覧ください。
これは、明治さんが「パッケージ変更でしばらくデザインがこんな風に混じるかも」と
告知しているんですが、私、たぶんこの差を見逃してしまう。
こういう茶系の箱&カバさん系イラスト=イソジン、と認識しちゃうので、
ここにもしシオノギさんのパッケージが混じっても気づかなさそうなんですよね。
そういえば、正露丸パッケージ酷似問題でも同じように訴訟になってましたが、
「パッケージがソックリで製造メーカーが異なる」というのは
ゆゆしき問題です。メーカーの死活問題につながります。
この日の新聞には、『”明治の”カバくん』というほのぼの4コマが掲載されてました。
明治さんの紙面での主張、といったところでしょうか。
この訴訟についてはさまざまな意見があるみたいで、
「消費者にとってはイソジンはイソジン。カバは使ってほしい」
という声も。
うーん、立場によって意見が分かれちゃうんですね☆難しいなぁ。。><
というわけで、ピンクのカバさんの立ち場も揺らいでいますが、
イラストに罪はないため、カバくんが不憫に思えてなりません。
うまく決着つくといいなぁ。
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